ベタ基礎と布基礎の違い

ベタ基礎と布基礎の違いについて説明します。

沈下修正業者へ問合せの際によく聞かれる基礎の形状。ベタ基礎と布基礎の違いについて説明します。これらは建物の土台となる部分で、重要な役割を果たしています。それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

 ベタ基礎とは、地面に直接コンクリートを打ち込んで作る基礎のことです。一枚板のように平らな形をしており、建物全体の重量を分散させます。ベタ基礎のメリットは、安定性が高く、地盤沈下やひび割れのリスクが低いことです。また、工期が短くて済み、コストも抑えられます。デメリットは、地面からの湿気や冷気が伝わりやすく、断熱性や防湿性が低いことです。そのため、床下に断熱材や防湿シートを敷く必要があります。

 布基礎とは、地面に溝を掘って鉄筋コンクリートを流し込んで作る基礎のことです。柱や壁の下にだけ基礎を置くため、布団のように折り畳めることからこの名前がつきました。布基礎のメリットは、床下に空間ができるため、断熱性や防湿性が高いことです。また、配管や配線の工事がしやすく、メンテナンスも容易です。デメリットは、工期が長くなり、コストも高くなることです。また、地盤沈下やひび割れのリスクが高くなるため、地盤調査や補強が必要です。

 以上が、ベタ基礎と布基礎の違いについての説明でした。どちらも一長一短がありますので、建物の用途や設計に合わせて選択することが大切です。次回は、別の建築関連の話題をお届けします。

家の傾きリカバリーサポート

家の傾きにお困りの方、地盤沈下でお困りの方に沈下を直すため最適な工法の提案等のアドバイス・サポートを沈下修正相談員が行います。 ここ10年で大きな地震が2度もあり地震後の沈下修正にかかわった当時下請け業者の方も独立して現在WEB上で数多くの企業が存在します。 しかし相談する会社が必ずしも優良企業ではありません。能力やモラルの低い業者に当たらないための沈下修正に関する知識をブログでお伝えします。

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