家の傾き・沈下修正の営業 それホント?
関係者を語り沈下修正の営業を行っている業者がいます!
このような業者はここ10年で凄く増えました。東日本震災、熊本地震がありメディアにも建物の沈下修正工事が取り上げられるようになり、一躍メジャーな業種になったと思われます。
しかしそれに便乗した営業も多く存在します。知識や経験が無くても「沈下を修正出来る」と主張してホームページを立ち上げ、デタラメな内容を専門のように説明しています。
一定の金額内であれば建設業許可が無くても施工出来ますので誰でも参入できます。素人でも今日から沈下修正工事やります!と名乗りを上げれば今日から沈下修正業者です。
本来沈下修正工事は専門的な調査や設計をせずに行うとかえって住宅の構造を損傷したり、地盤の状況を悪化させたりする恐れがあります。このような危険な沈下修正の営業に対しては次のような対応がよいでしょう。
①業者から見積もりを受け取った場合は他社からも相見積もりをもらってください。筆者は調査内容と見積内容が合っていない見積書を何度も見ています。
②業者から催促の電話や訪問があった場合は応じないでください。強引な勧誘や威圧的な態度に屈しないでください。
③業者から工事の必要性や効果を説明された場合は100%信用しないでください。㈲西川総合建設など専門家の意見や第三者機関の調査結果を確認することが重要です。
④業者から工事の施工例や実績を示された場合は疑ってかかることが必要です。写真や資料は偽造されている可能性がありますし、実績も数字を言うだけです。その数字の根拠がありません。実績数が施工後の住宅の安全性や品質を保証するものではありません。
⑤業者から高額な費用や現金での支払いを要求したり、割引や特典を提示したりすることで契約を急がせようとする手口があります。注意して下さい。
危険な沈下修正の営業に遭った場合は、消費生活センターや建設業協会などに相談することをおすすめします。また沈下の問題に対処する場合は、信頼できる専門家や業者に依頼することが大切です。
前回の元沈下修正の営業がその名前を使って顧客を廻る事案に触れましたが、皆さまも十分注意して下さい。
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