地盤陥没! 砂を入れて水締めの効果は?
地盤陥没は地下水の流出や地震などによって地盤が下がる現象です。
地盤陥没が起きると建物や道路にひび割れや傾きが生じたり、水害のリスクが高まったりします。地盤陥没を防ぐためには地盤を補強する必要があります。その方法の一つが『砂を入れて水締め』することです。
砂を入れて水締めするとは地盤に穴を開けて砂を注入し、その上から水をかけて砂粒同士を固めることです。この方法は地盤の隙間を埋めて密度を高めることで、地盤の強度や安定性を向上させる効果があります。また砂は水に浸かっても変形しないので地下水の影響を受けにくくなります。
砂を入れて水締めする方法のメリットは工期が短くて費用が安いことです。工事中に騒音や振動が少ないので周辺住民への影響も小さいです。
しかしこの方法にもデメリットがあります。例えば地盤の深い部分まで砂を入れることが難しい場合や地盤の種類によっては効果が低い場合があります。そのためこの方法を適用する前には、地盤の状況や特性を調査する必要があります。
現在は流動性の高い充填材『バルクアップ』材など、充填後に体積が1.5倍増すセメント系の充填材があります。膨張後も土の3倍の強度があり安心できます。㈲西川総合建設のバルクアップ工法(嵩上げ工法)など建物を支持するには十分な性能があり、NETIS登録がその性能の裏付けになります。
地盤の陥没がありましたら相談してみてはいかがでしょうか。
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