建物を傷める沈下修正業者

技術や機材を持ち合わせない業者がいます。

　建物の沈下は土地の地盤が弱くなったり、地震や水害などによって引き起こされる現象です。沈下が進むと建物のひび割れや傾きドアや窓の開閉不良などのトラブルが発生します。これらの問題を解決するために沈下修正業者に依頼することがあります。

　沈下修正業者は鋼管杭を圧入する、建物のコンクリート系薬剤を注入する方法等を用いて建物を持ち上げて沈下を防止するサービスを提供しています。しかし、このような作業は専門的な技術と知識が必要であり、適切に行われないとかえって建物に損傷を与える恐れがあります。

　例えば鋼管杭を差し込む際に基礎に亀裂を入れたり、注入圧が高すぎて薬液が流出したりコンクリートが均一に注入されなかったりすると建物の安定性が損なわれます。また、建物を持ち上げる際に均等に力をかけないと建物の歪みやずれが生じます。これらの場合、沈下修正業者は建物に追加的なダメージを与えてしまっていると言えます。

　このような事態において沈下修正業者はどのような責任を負うべきでしょうか？一般的には沈下修正業者は契約書や見積書などで作業内容や保証期間などを明記しておく必要があります。また作業前には現地調査や診断を行い、適切な方法と費用を提示する必要があります。さらに作業中や作業後には検査や測量を行い、効果や安全性を確認する必要があります。

　もし沈下修正業者がこれらの義務を怠ったり、不適切な作業を行ったりしたことで建物に損害が発生した場合は、消費者契約法や不法行為法などの法律に基づいて沈下修正業者に対して損害賠償請求や契約解除などの救済措置を求めることができます。ただし、その際には建物の状態や沈下修正業者の作業内容などを証明する資料や証拠が必要です。また、裁判所や消費者センターなどの第三者機関に相談したり専門家の意見を聞いたりすることも有効です。

　建物の沈下は重大な問題です。沈下修正業者に依頼する場合はネット広告にお金をかけている企業より、実績の多い信頼できる業者を選び契約内容や作業内容をしっかり確認しましょう。WEBはお金を掛ければ技術が無くても一流に見えるサイトを作れます。

　長期間で傾いた家を治す訳ですので当然建物の痛みは少なからず出ます。沈下修正に伴って発生する痛みか？技術不足やそもそも設計が間違っているのか？実績数が多く、他社の施工トラブルも相談に乗ってくれる㈲西川総合建設で相談してみてはいかがでしょうか？

　どこがどのような痛みが生じるのかを事前に説明を受け、万一トラブルが発生した場合は早めに対処し自分の権利を守りましょう。